山九は7月20日、日本物流団体連合会の主催する第24回物流環境大賞にて、2件の案件が特別賞を受賞したと発表した。同表彰制度は物流部門における環境保全の推進や環境意識の高揚を図り、物流の健全な発展に貢献した団体・企業または個人を表彰する制度。
特別賞を受賞したのは「精密機器部品輸送のモーダルシフト」 （受賞者：THK、東京 九州フェリー、マリネックス、サンキュウ・トランスポート九州 、山九）と「岩国・大竹－市原間の海上モーダルシフト」（受賞者：三井・ダウ ポリケミカル、山九）の2件。
＜特別賞「精密機器部品輸送のモーダルシフト」＞
「精密機器部品輸送のモーダルシフト」では、福岡県・山口県から千葉県への精密機械部品輸送を、トラック輸送から海上輸送（新門司港－横須賀港）に転換するモーダルシフトを実施した。これまでトラック輸送していた部分をトレーラーに変更し、フェリーによる海上輸送へ切り替え、CO2排出量を72.6％削減、ドライバーの年間運転時間を 87.3％削減した。
＜特別賞「岩国・大竹－市原間の海上モーダルシフト」＞
「岩国・大竹－市原間の海上モーダルシフト」では、広島県から千葉県への化学製品の輸送を、トラック輸送から海上輸送（岩国港－千葉港）へ転換するモーダルシフトを実施。輸送中は当社開発のハイキューブコンテナと薄型パレットを使用することで積載効率を向上させ、フル積載での輸送が可能となった。同取組みによりCO2排出量の56％削減、ドライバーの年間運転時間の 97％削減を実現している。
