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ワークスモバイルジャパンとfreee/勤怠管理LINE WORKSで完結

2023年07月20日/IT・機器

ワークスモバイルジャパンとfreeeは7月20日は協業を発表し、両社が提供する新たなツール「チャットで勤怠(freee勤怠管理)」についてメディア向けの説明会をオンラインで行った。

ワークスモバイルジャパンは、ビジネス現場のコミュニケーションツール「LINE WORKS」を提供している。今回の協業により、freeeが提供する「freee勤怠管理Plus」が、LINE WORKSのアプリ連携プラットフォーム上ム『アプリディレクトリ』で提供され、勤怠打刻と打刻漏れなどの通知・打刻不備の修正ができるようになる。

アプリディレクトリとは、LINE WORKSと外部のサービスを連携しLINE WORKSをさらに便利に使うことができる機能。外部サービスのアプリを追加・設定するだけで、LINE WORKS ひとつで複数の外部サービスを利用できるようになる。

<LINE WORKS上の画面イメージ>

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説明会では、ワークスモバイルジャパンのシニアソリューションスペシャリスト 荒井琢氏が登壇。協業の目的について、「運輸、医療、建設業など時間外労働が多い産業の中小企業では、労務管理がアナログ(紙)で行われており、残業時間、労働時間の超過に影響している。LINE WORKSでデジタル化し、労務管理専用ツールと連携していくことで正確に管理でき、新しい働き方を提供できる」と説明した。

「freee勤怠管理Plus」は、スマートフォン・タブレット端末からワンタッチ操作で勤怠打刻ができるため、営業先や現場からでも簡単に行えるのが特徴だ。「LINE WORKS」は現在43万社が国内で活用しており、誰でも簡単に使え、セキュリティ管理や他のソリューションともつながれる。「スマホで立ち上げるアプリではLINEが頻繁に使う。現場で働く人にやさしいツールとして、ワンストップで使える機能を充実させていきたい」と展望を語った。

freeeの新規事業開発を担当する長澤拓馬氏は、「2024年問題を前に今まで以上に労務管理の徹底が必要となるが、中小企業において労務専任者は少なく、通常業務を回すことで手一杯、法改正まで手が回らないというケースが多い」と分析。また、同社のユーザー調査によると、勤怠管理においては86%の従業員が打刻漏れをしており、確認のため従業員とのやりとりが多く発生しているという。

こうした課題を解決するため「チャットで勤怠(freee勤怠管理)」の提供を開始し、チャット画面から勤怠打刻と打刻漏れなどの通知・打刻不備の修正ができるようになることで従業員とのコミュニケーションコストを削減し、労務担当者の業務効率化を実現する。

両社は協業を機に、freeeがLINE WORKSの販売も手がけ、新たな販売スキームを構築する。さらに今後「人事労務freee」との連携も予定しており、人事・労務の課題解決や、新しい働き方の実現に向けて共催セミナーの開催など中長期で継続した取り組みを行うとしている。

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