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SBSリコーロジスティクス/静岡県沼津市で次世代型EV車両納車式

2023年09月13日/IT・機器

SBSリコーロジスティクスは9月11日、フォロフライが提供する次世代型EV車両「F1VAN」初号車の納車式を静岡県沼津市の「物流センター沼津第一」にて開催した。

<納車された次世代型EV車両>
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<SBSリコーロジスティクスの若松勝久社長>
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「F1VAN」は、2021年10月に、物流業界に先駆けてSBS即配サポートで試験運用を開始し、フォロフライと共に日本の気候や安全基準に合わせた快適性、実用性の向上に取り組んできた。2年に及んだ試験運用による改良を経て、今回次世代型車両本格導入の第一号となった。

この車両は1トンクラスの商用EVバン。フル充電時の走行可能距離は、ラストワンマイル配送において一般的に必要とされる100kmの基準をクリアした300km以上を達成。頻繁に停止・発信を繰り返す市街地での配送を想定したテストにおいても200km以上の走行を実現している。また、システムにより車両の所在地や電池残量、充電状態等の情報を管理し、さらに今後はテクノロジーを活用した電池劣化診断、劣化予測等を一元把握することで、より効率的な物流オペレーションを可能にする。

SBSリコーロジスティクスの若松勝久社長は、「EV車両導入時に三つの障壁があった。一つ目はガソリン車と比較した際の『コストの壁』、二つ目は1回の充電で1日の配送を賄う為の『バッテリー性能の壁』、三つ目は中国を始めとした海外向け仕様を日本に合わせる『使い勝手の壁』があった。今回この障壁をクリアする所までようやくたどり着いた。この取組はSBSグループのみならず日本における商業EV車両拡大のきっかけになると考えている」と語った。

SBSグループは、中期経営計画「SBS Next Stage 2025」において、「環境に配慮した物流施設・輸配送体制の整備」を掲げている。今回の納車は中期経営計画の実行を促進するものであり、これを皮切りに次世代型EV車両の導入をSBSグループ全体で展開していくとしている。

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