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セイノーHD/フードロス削減でフードバンク愛知と協働

2023年10月10日/CSR

セイノーホールディングス(HD)は10月10日、「フードロスの削減」と「困窮する家庭への支援」に取り組む特例認定特定非営利活動法人フードバンク愛知と協働を開始すると発表した。

全国最大級の支援物資の扱い量で、困窮家庭を支援しているフードバンク愛知の取り組みに、同社の全国輸送ネットワークを掛け合わせることで、SDGsの「貧困をなくそう」、「つくる責任、つかう責任」、「パートナーシップで目標を達成しよう」の実現を目指す。

<フードロス削減で協働>

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現在、日本の子ども7人に1人は貧困に該当すると言われており、生活支援を求める家庭の増加が社会課題となっている。

フードバンク愛知は、賞味期限の関係上、販売することができない食品など企業から寄付された食品を、福祉施設や子ども食堂に無償で配布する取り組みを通じて「だれもとり残さない社会」の実現を目指している。その一方、物価上昇による消費減退やフードロス削減の取り組みにより、過剰生産が抑制されつつあることや支援物資のロットが小さくなることで、支援物資量に適した輸送の手配が整わないこともあり、支援物資の確保が困難になりつつある。

こうした背景から、少量から対応可能で、かつ安定した輸送ネットワークにより全国から寄せられる支援物資の確保を図るため、パートナーとして共に活動してくれる輸送事業者を探していた。

今回の協働で、セイノーHDは強みである全国輸送ネットワークでフードバンク活動を輸送面で支えるとともに、食支援者と支援を必要とする人たちを繋ぐ役割を担い、廃棄されてしまう食品や災害備蓄食品の寄付といった支援の輪の拡大に協力することで、フードバンク愛知とともに「だれもとり残さない社会」の実現を目指す。

セイノーHDは、社会と共存し、持続的に成長するために優先して取り組む7つのマテリアリティ(重要課題)を特定しており、今回の取り組みはその一つである「社会課題解決型事業の推進」の一環。同HDは今後も、企業活動を通じて社会課題の解決方法を提供するとともに、多様なパートナーと共創し、日本の効率化を実現することを通じて、地域社会の発展に貢献していくとしている。

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