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佐川急便/希少・難治性疾患者への医薬品配送業務を開始

2023年11月08日/3PL・物流企業

佐川急便は11月8日、CSLベーリングが提供する医薬品配送サービスにおいて、在宅医療を行っている希少・難治性疾患の患者への医薬品配送業務を受託したと発表した。

CSLベーリングは、患者の薬剤運搬の負担軽減を目的に、定期受診の際に処方される大量の医薬品、医療材料について、個人宅に安全・確実に配送する患者サポートプログラム「CSL ホームデリバリー」を同月1日から実施している。

近年、新型コロナウイルス感染症を契機にオンライン診療が広がり、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(薬機法)の改正による遠隔服薬指導解禁による処方薬の受け渡し方法が多様化するなど、医療を取り巻く環境が変化している。

一方で、希少・難治性疾患で通院する患者は、処方薬を入手する際、厳格な温度管理が必要な上、一度に持ち帰る処方薬の量も多く、負担になっているケースがある。

こうした課題を解決するため佐川急便は、従来のチャーターサービスを強化して多様な輸送ニーズに対応するTMS(Transportation Management System)により、患者の自宅へ専用車両で医薬品を配送する。また、CSLベーリングが開発した専用輸送ボックス(保冷)を使用し、厳密な温度管理(2℃~25℃)のもと、患者や調剤薬局への報告体制を整え、安全かつ確実な配送を実現する。

<保冷ボックスイメージ>
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佐川急便は今後も医薬品、ヘルスケア関連の顧客のさまざまなニーズに対応した、より高品質なサービスの提供に努めていくとしている。

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