LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





日本GLP/兵庫県尼崎市で物流施設竣工、関通が1棟全体利用

2023年11月14日/物流施設

日本GLPは11月14日、兵庫県尼崎市で延床面積2万8842.18m2の先進的物流施設「GLP 尼崎 IV」が竣工したと発表した。

<「GLP 尼崎 IV」外観>
20231114glp1 520x346 - 日本GLP/兵庫県尼崎市で物流施設竣工、関通が1棟全体利用

<「GLP 尼崎 IV」広域図>
20231114glp2 520x313 - 日本GLP/兵庫県尼崎市で物流施設竣工、関通が1棟全体利用

<「GLP 尼崎 IV」周辺図>
20231114glp3 520x322 - 日本GLP/兵庫県尼崎市で物流施設竣工、関通が1棟全体利用

「GLP 尼崎 IV」は、大手3PL企業である関通が専用施設として一棟全体を利用する。関通は尼崎を中心に関西エリアでのビジネスを拡大しており、「GLP 尼崎Ⅳ」においても to Cや to B を問わず、アパレル企業など多くの企業に利用してもらう予定だ。

関通は、関西エリアの「GLP 尼崎」および「GLP 尼崎 III」への現行の入居に加え、関東エリアの「GLP 所沢」への入居も予定しているリピートカスタマー。日本 GLPは、これら複数の契約を通じて、関通との堅固な信頼関係を築いてきた。

<エントランス>
20231114glp4 520x338 - 日本GLP/兵庫県尼崎市で物流施設竣工、関通が1棟全体利用

そして、既に入居している各施設へのアクセスの良さ、関西エリアを広域にカバーする優れた立地、大型シーリングファンや厨房を備えたレストランといった関通のニーズに応じた快適な就労環境の提供など、日本GLPの施設設計の柔軟性を評価いただき、「GLP 尼崎Ⅳ」への入居を決定したもの。これにより、関通の契約済み総延床面積は「GLP 尼崎 IV」を含め約6.5万m2となる。

施設の立地は、阪神高速3号神戸線「尼崎西 IC」から約700m、阪神高速 5号湾岸線「尼崎末広 IC」より約1.7kmに位置し、大阪市内および神戸市内に向けた広域配送の物流拠点として優れた立地。国道2号線から約1.8kmの近距離に位置することから、一般道を利用した大阪市内および神戸市内への広範なエリア配送にも活用可能。阪神電気鉄道本線「尼崎センタープール前駅」から約1.0km(徒歩約13分)に位置し、路線バスの停留所も近いことに加え、住宅エリアからも至近であることから、雇用確保の面でも優位性がある。

<レストラン>
20231114glp5 520x345 - 日本GLP/兵庫県尼崎市で物流施設竣工、関通が1棟全体利用

施設の特長では、生産性と作業効率の向上のため、空調を整える大型シーリングファンを設置。約100席を備えた厨房付きレストランは、室内と屋外テラスが一体感を感じさせ開放感のある空間設計。近傍の他施設で働く従業員もレストランの利用が可能で、既存物件を含めた快適な就労環境の整備に寄与している。

建物外観は、白色を基調に黒の帯で強調し、明るく清潔感のあるデザイン。エントランス付近には、木や緑などの自然の要素と自然光を取り入れた、明るい印象の空間デザインを採用している。

サステナビリティについては、GLPグループが掲げるサステナビリティ原則に沿って、カーボン・ニュートラルの実現や地域社会への貢献、BCP 対策等、「持続可能な資産の開発・運営」のための取り組みを推進している。災害への対応では、BCP面で、地震対策として耐震性能の高いブレース材を採用し安全性を確保するほか、浸水や液状化対策を講じ、高い事業継続性を確保。再生エネルギーの活用等では、環境面で、今後自家消費型の太陽光発電の設置を検討するほか、全館のLEDや緑化エリアの整備などを通じて、環境に配慮した施設運営を実現。環境認証の取得ではCASBEE(新築)認証(予定)。

関通の達城 久裕社長は、「日本GLPの柔軟な提案力や就労環境の改善に向けた取り組みに共感し、入居を決定した。尼崎は関西の重要拠点として位置付けており、『GLP尼崎Ⅳ』に入居することで関西エリアにおける事業をより一層加速させていきたい」とコメント。

日本GLPの帖佐 義之社長は、「『GLP 尼崎Ⅳ』は日本GLPにとって、『GLP 尼崎』、『GLP 尼崎 II』、『GLP 尼崎 III』、『GLP ALFALINK 尼崎』に続く尼崎市内に開発する施設。尼崎市周辺エリアは、大阪市内、神戸市内に向けた広域配送に最適な立地にあり、雇用確保の面でも恵まれている。入居いただく関通様には『GLP 尼崎』『GLP 尼崎Ⅲ』に続いて日本 GLP の施設をご利用いただき、これまでの実績や、関通様のニーズに応える最適な提案力を評価されたものと自負している。今後は『GLP 尼崎 IV』の管理運営を通じて、関通様の尼崎エリアを中核とした関西圏におけるオペレーションの一層の効率化をサポートしていく。引き続き、カスタマーのニーズに合わせた最良のオペレーションを実現するとともに、環境や働きやすさに配慮した施設を提供することで、企業と地域の持続可能な発展の一助となれるように努力していく」と述べている。

■施設概要
施設名:「GLP 尼崎 IV」
所在地:兵庫県尼崎市道意町6丁目36番1号
敷地面積:1万4196m2
延床面積:2万8842.18m2
構造:地上4階建て、耐震 RC・S造
着工:2022年8月
竣工:2023年10月
認証取得:CASBEE(新築)認証(予定)

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース