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NXHD/cargo-partner社の株式取得、子会社化完了

2024年01月11日/SCM・経営

NXホールディングスは1月11日、2023年5月12日に締結した Cargo-Partner Group Holding AG 並びにその子会社である5社(cargo-partner 社)との株式譲渡契約に基づき、世界各地でロジスティクスサービスを展開する複数の子会社の全株式を 2024年1月4日(オーストリア時間)に取得し、子会社化の手続きを完了したと発表した。

<cargo-partner 社の子会社化完了での関係者>
20240111nxhd - NXHD/cargo-partner社の株式取得、子会社化完了

これはNXHDの欧州持株子会社 NIPPON EXPRESS EUROPE GMBHの完全子会社である特別目的会社を通じて、cargo-partner 社が中東欧を主たる拠点として世界各地でロジスティクスサービスを展開する複数の子会社(Multi Transport und Logistik Holding AG、Safer Overseas Transport Holding GmbH、Cargo-Partner GND GmbH 及び CARGO-PARTNER US HOLDINGS INC.の5社(cargo-partner 社)を子会社化したもの。

cargo-partner 社はオーストリアに本拠地を置き、欧州における産業集積地として注目が高まる中東欧地域に強固な物流事業基盤を有している。また、航空・海運フォワーディング事業を中心に、鉄道・トラック輸送のほか、コントラクトロジスティクス事業を欧州、アジア、北米で展開し、高い評価を得ている企業グループ。

cargo-partner 社の子会社化により、欧州域内の生産拠点として今後の成長が大いに見込まれる中東欧地域のロジスティクス基盤を補完し、NXグループのグローバルネットワークの更なる拡大と欧州地域における提供サービスを拡充することができる。また、海運・航空貨物の取扱量拡大によりグローバル市場における競争力を強化するとともに、グローバルに展開する顧客のさまざまな要望に応え、特にアジアと欧州を結ぶロジスティクス需要への対応力とグローバルアカウント体制を増強することができる。

さらに、互いに異なる顧客基盤と国・地域の強みを持つことから、相互補完によるロジスティクス事業のシナジー創出を目指し、グローバル事業の拡大、発展を加速するとしている。

■cargo-partner グループの概要
名称:cargo-partner GmbH (代表的な対象会社の1社)
所在地:Airportstraβe 9, 2401 Fischamend, Austria
事業内容:航空・海運フォワーディングを主とする物流事業
設立年月日:1983年11月30日
直近事業年度における業績(2022年12月期)
連結売上高:20億6339万5000ユーロ(3095億900万円)
連結 EBIT:7148万ユーロ(107億2200万円)
大株主及び持株比率:NIPPON EXPRESS EUROPE GMBH 100%

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