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エア・ウォーター/ラピダスの材料輸送とりまとめ業者に選定

2024年02月01日/3PL・物流企業

エア・ウォーターは2月1日、最先端半導体の国産化を目指すRapidus(ラピダス)から、同社が北海道千歳市に建設する半導体工場「Innovative Integration for Manufacturing(IIM)」向けに、特殊ガスや特殊ケミカルなど半導体材料の本州~北海道間の輸送を手配する取りまとめ業者の1社に選定されたと発表した。

<西日本エア・ウォーター物流の亀山物流センター>
20240201airwater - エア・ウォーター/ラピダスの材料輸送とりまとめ業者に選定

<危険物倉庫>
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<IIMへの半導体部材輸送イメージ>
20240201airwater2 - エア・ウォーター/ラピダスの材料輸送とりまとめ業者に選定

エア・ウォーターが輸送手配のとりまとめ業者に選定されたことを受けて、同社のグループで西日本地域の物流を担う西日本エア・ウォーター物流の亀山物流センター(三重県亀山市)が、ラピダスの関西・中部エリアでの輸送中継基地(ターミナル)になることが決定した。

ラピダスは、IIMで使用する半導体部材の輸送について、全国のサプライヤーから調達する材料を各地に設けた輸送中継基地(ターミナル)に集めたのち、貨物の取りまとめを行い、鉄道・船舶によるモーダルシフトで北海道へ輸送する予定。

今後、エア・ウォーターは、北海道でのロジスティクス、特にIIMから排出される半導体材料の再利用・再資源化のための輸送・供給体制についても、ラピダスと協議を進め、同社が掲げる“真のグリーン化のイノベーション”を推進していくとしている。

エア・ウォーターグループは、半導体用特殊材料、汎用ケミカル、各種供給装置の製造販売から配管工事、ロジスティクスに至るまで、半導体製造を総合的にサポートする体制を有している。また、高圧ガスや危険物を取り扱うことができる物流倉庫を半導体工場の近隣や輸送の中継拠点に設け、半導体製造プロセスに必要な各種材料の調達から供給まで一元管理するほか、工場内に有資格者を配置し、容器交換や材料供給装置の点検業務を一括して請け負う材料マネジメントサービスを展開している。

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