ヤマトHDが2月5日に発表した2024年3月期第3四半期決算によると、売上高1兆3668億2700万円(前年同期比2.1%減)、営業利益503億6200万円(24.2%減)、経常利益506億1500万円(21.2%減)、親会社に帰属する当期利益469億2700万円(20.1%増)となった。
セグメント別では、リテール部門は、外部顧客への売上高が、宅配便の単価は上昇したものの、取扱数量が減少したことなどにより6834億7500万円となり、前年同期に比べ1.5%減少した。営業利益は、オペレーティングコストの適正化に向けた取組みを推進しているものの取扱数量の減少分を補うには至らず、前年同期に比べ39億6800万円減少した。
法人部門では、外部顧客への売上高は、国際輸送の需要が減少したことなどにより6406億700万円となり、前年同期に比べ2.5%減少した。営業利益は、リテール部門への配達委託に関する費用が増加したことなどにより、前年同期に比べ112億3600万円減少した。
通期は、売上高1兆7650億円(2.0%減)、営業利益400億円(33.4%減)、経常利益400億円(31.1%減)、親会社に帰属する当期利益360億円(21.6%減)を見込んでいる。