三菱ふそうトラック・バスは3月7日、「ふそうファイター」など1車種・計2型式について、国土交通省へリコールを届け出た。
不具合の部位(部品名) は動力伝達装置(後前軸デフ)。
リヤ2軸駆動の中型トラックにおいて、後前軸インターデフ部へのオイル潤滑構造が不適切なため、走行中に後前軸のデフオイルが過度に高温になることで後前軸内部の圧力が上昇して、エアブリーザやオイルシール部からオイル漏れが生じることがある。また、デフオイルが過度に高温になることで早期にオイル劣化が進行するため、インターデフと後前軸デフのベアリングやギヤの摩耗が促進されて異音が生じることがある。
全車両、インターデフ内部を点検し、ベアリングやギヤに異常が認められなかった場合は、インプットカバーとデフケースセットを対策品に交換すると共にオイルセパレータを取り外してオイルポンプを取付け、異常が認められた場合は、対策品のインターデフ一式に交換する。また、後前軸のデフを点検し、ベアリングやギヤに異常が認められた場合は、新品のデフ一式に交換する。
不具合件数は75件、事故は無し。リコール対象車両は合計1651台。
■詳細な内容はトラックニュース参照
三菱ふそう/「ファイター」1651台をリコール、デフオイル漏れのおそれ
三菱ふそう/制動装置不具合で「eCANTER」1048台リコール