メニコンは3月11日、工場用地として福井市の産業団地「テクノポート福井」の土地9万3000m2を取得したと発表した。
新拠点での生産品目は、コンタクトレンズやコンタクトレンズケア用品といった主力商品を予定している。また、開発と生産の融合を目的として、生産に係わる開発機能を併設することも検討している。
新拠点の用地面積は、同社の国内拠点では最大級の規模。これまで愛知県、岐阜県といった中京エリアに集中していたサプライチェーンに、北陸エリアの福井県を加えることで、両エリアを含めた強靭な生産経済圏の確立を目指す。
両エリアは、北陸新幹線の福井延伸や中部縦貫自動車道の開通によってアクセスが向上することから、拠点間での従業員の人的補完により、需要に応じた迅速な生産体制の構築につなげる狙い。
■取得用地の概要
所在地:福井市石新保町28字南割65-2、白方町37字石塚割6-2、38字長塚割23-2(テクノポート福井内)
面積:9万3000m2
事業内容:コンタクトレンズ・ケア用品の製造、生産開発拠点(予定)