「空飛ぶクルマ」の開発とドローンサービスを提供するSkyDriveは10月24日、福井県が開催した総合防災訓練に参加し、物流ドローン「SkyLift」を活用した物資搬送訓練を行ったと公表した。
SkyDriveの参加は、能登半島での災害対応の実績を評価されての県からの要請。津波を含む地震災害を想定し、10月12日、小浜漁港や福井県立大学小浜キャンパスで行われた。
ドローンによる物資搬送訓練は、地震と大雨により道路が寸断され孤立集落が発生、水や食料が不足している状態だと想定。ドローンで水や食料などを搬送し、孤立集落に到達後、ホイストにより集落に物資を荷下ろしした。
SkyDriveは、今年1月に発生した能登半島地震で「SkyLift」を活用し、孤立地区へ緊急物資運搬活動など実施。9月に発生した能登半島豪雨でも支援活動に参加しており、「物流ドローンが災害の現場でも活用される範囲が広がってくる」と見ている。