CBREは5月9日、ロジスティード保有の物流施設32物件の売却をサポートしたと発表した。
CBREは2023年中旬にロジスティードから保有不動産に関するアドバイザリーの依頼を受け、アセット・ライト推進のための資産流動化のプランを含む戦略を策定した。この戦略に基づき、CBREの金融サービス部門であるインベストメントバンキングが主導し、売買仲介部門や物流施設のリーシング部門と連携し、ロジスティードが保有する国内物流施設32物件のセールス&リースバックを活用した取引を実施した。
その結果、32物件のうち大型4物件を不動産会社であるヒューリック及び米投資ファンドKKR系の上場不動産投資信託(J-REIT)である産業ファンド投資法人などが出資する私募ファンドに売却し、その他の28物件を産業ファンド投資法人へ売却した。
売却金額の総額は2100億円超。さらにCBREは売却サポートした20物件のプロパティマネジメント業務も受託し、2024年3月から業務を開始している。
このプロジェクトにおいて、CBREは戦略構築段階から売却実行まで一気通貫で対応し、ロジスティードが保有するポートフォリオの資産価値最大化を通じて、同社のアセット・ライト戦略の推進に貢献したとしている。
CBRE IM/千葉県市川市と船橋市で計4.5万m2の物流施設開発用地取得