川西倉庫が5月10日に発表した2024年3月期決算によると、売上高249億9300万円（前年同期比7.8％減）、営業利益11億5900万円（29.8％増）、経常利益12億3300万円（28.7％増）、親会社に帰属する当期純利益7億9600万円（46.6％減）となった。
国内物流事業の売上高は203億8600万円（2.4％増）、営業利益は16億5500万円（50.8％増）。
同セグメントのうち、倉庫業では貨物の入庫高、出庫高が前期を下回ったが、保管高が前期を上回り、増収となった。
港湾運送業は、2023年まで好調だった神戸港での港湾運送業務の取扱量が減少した影響などで減収となった。
貨物運送取扱業務は 貨物の取扱いが好調に推移し、増収となった。
流通加工業務は選別作業等の取扱いが減少したことで減収に。通関業務は前期と同程度で推移した。
国際物流事業の売上高は42億4800万円（37.7％減）、営業利益は3億4200万円（49.7％減）。
同事業では海外で倉庫業務の取扱いが増加したものの、輸出入貨物の減少や、海上運賃マーケットの下落によって売上高、営業利益ともに前期を下回った。
2025年3月期は、売上高260億円（4.0％増）、営業利益12億円（3.5％増）、経常利益12億8000万円（3.8％増）、親会社に帰属する当期純利益8億円（0.4％増）を見込んでいる。
