メニコンは5月14日、コンタクトレンズの物流拠点として同社最大級となる「グローバルロジスティクスセンター」を千葉県八千代市に新設、同月7日より本格稼働したと発表した。
これまで同社の物流拠点は、国内向けに名古屋（愛知県）・北日本（宮城県）・西日本（福岡県）の3拠点、海外向けに小牧（愛知県）1拠点の計4拠点だったが、新設のグローバルロジスティクスセンターは、北日本と小牧のロジ機能を集約し、海外と日本全国（主に関東以北）へのコンタクトレンズ配送や海外製品の輸入業務を担う。
＜グローバルロジスティクスセンター＞
近年、国内外において1日使い捨てコンタクトレンズの需要が高まっており、それに伴い今まで以上に安定的な物流体制の構築が急務となっている。
新センターは、今後の製品アイテム数や在庫量の増加に対応するため同社最大級のキャパシティを誇る。業務の自動化・デジタル化により労働負荷の軽減及び省人化を実現し、販売戦略に見合った新たな物流体制を構築していく計画だ。
千葉県に新たなロジスティクスセンターを設立することで、日本国内では関東エリアにおけるサービスレベルの向上を見込む。また東京港や成田空港などへのアクセスの良さから効率的な製品の輸出入が可能となり、同社のグローバルビジネスにおいて重要な物流拠点となる。
倉庫内作業は福山通運に業務委託をしており、同社が2023年9月に新設した福山通運の千葉八千代支店を賃借している。メニコンは福山通運とともに、物流体制の強化により全世界の顧客へ高い物流品質とサービスを届けていくとしている。
■施設概要
名称：メニコン グローバルロジスティクスセンター
所在地：千葉県八千代市上高野1353－4 福山通運 千葉八千代支店
稼働開始日：2024年5月7日
敷地面積：1万8292.84m2（5533.58坪）
建物延床面積：1万6876.42m2（5105.11坪）※メニコンの賃借分
