サカイ引越センターが8月9日に発表した2025年3月期第1四半期決算によると、売上高329億1500万円(前年同期比3.6%増)、営業利益51億9900万円(7.7%減)、経常利益52億8400万円(7.2%減)、親会社に帰属する当期利益35億9500万円(6.6%減)となった。
グループは2024年問題や業界の慢性的な人手不足への対応として自社でドライバーを育成する体制の強化をしたこと、また管理者の育成支援や職場の環境整備に取り組み業務の効率化を推し進めたことで、作業件数は22万495件(前年同四半期比0.7%増)となり、引越単価も前年同四半期比1.4%増と好調に推移した。しかし引越業界において繁忙期である4月の土日が前年より少ないこと等が影響したことにより、利益が前年同四半期比を下回った。
通期は、売上高1203億9600万円(3.0%増)、営業利益129億4300万円(1.6%増)、経常利益131億2200万円(1.7%増)、親会社に帰属する当期利益85億100万円(1.7%増)を見込んでいる。