LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





西武HD/首都圏でスマートロッカー活用の手荷物配送サービス実証実験

2024年08月28日/IT・機器

西武ホールディングス(西武HD)は9月2日から、スマートロッカーを活用した新たなサービスとして、手荷物配送サービス「pikurakuPORTER(ピクラクポーター) in東京」の実証実験を首都圏で開始する。

<pikurakuPORTER in東京の利用イメージ>
20240828nishitetsu - 西武HD/首都圏でスマートロッカー活用の手荷物配送サービス実証実験

これまで、西武HDはSPACERと、2021年よりスマートロッカーでコストコ商品などを気軽に即日受け取りができるサービス「BOPISTA(ボピスタ)」を提供してきた。

西武グループでは、「駅のスマートロッカーを『物流と交流のハブ』に」をコンセプトに、生活動線上にあるスマートロッカーが「暮らしのハブ」となり、駅を利用する人々の利便性を向上するための取り組みを進めている。9月2日から開始する手荷物配送サービス「pikuraku PORTER(ピクラクポーター)in 東京」では、池袋駅、西武新宿駅、豊島園駅に設置されているスマートロッカーに14時までに荷物を預けると、首都圏約500 ホテルの中から指定した宿泊先へ原則19時までに手荷物を配送する。

昨今、コロナ禍前を超える水準まで旅行需要は回復しつつあり、2024年には訪日外国人数が過去最高水準となる見通し。また、旅行費用の高止まりなどの要因から日本人の国内近郊旅行の需要も高まっており、スーツケースを持った観光客で都市部や観光地の公共交通機関が溢れるなど、オーバーツーリズムが社会課題となっている。スマートロッカー事業の持つ新しい可能性を活用し、顧客に手ぶらでの観光・移動を楽しんでもらうことで、公共交通機関の利便性の向上、ひいてはオーバーツーリズムの解消にもつなげ、観光庁が推進する「住んで良し、訪れて良し」の持続可能な観光地域づくりへの貢献を目指す。

今後も、スマートロッカーが「暮らしのハブ」となり顧客の利便性を向上すべく、より一層取り組みを加速し、スマートロッカーのマルチコンテンツ化を進めていくとしている。

■サービス概要
実施期間:2024年9月2日~2025年3月31日
手荷物受付時間:午後2時まで(午後7時までにホテルに配送)
配送先ホテル:首都圏約500ホテル(新宿エリア、銀座エリア、舞浜エリアなど)
対応スマートロッカー設置駅:池袋駅(地下改札外)、西武新宿駅(正面口改札外、北口改札外)、豊島園駅(改札内)
サービス利用料:1900円~2800円(10/31まではキャンペーン価格:1700円~2400円)
※表示金額は税込み価格
※1扉に入るサイズであれば、荷物を何個送っても料金は一律
参考:大ロッカー内寸:W330×D645×H807.6mm
対応言語 日本語、英語、韓国語、中国語

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース