LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





日本郵船/中国製鉄最大手との合弁会社が初の自社船輸送実施

2024年09月05日/IT・機器

日本郵船グループと世界最大の製鉄企業である中国宝武鋼鉄集団(宝武グループ)の傘下企業との合弁会社 BAO-NYK SHIPPING PTE. LTD. (バオ・エヌワイケイ・シッピング、以下「BAO-NYK」)が所有・運航するばら積み船「BNS DONGSHAN」(ビーエヌエス・ドンシャン)が中国広東省のZhanjiang港に初寄港したと発表した。

<ばら積み船「BNS DONGSHAN」>
20240905nyk - 日本郵船/中国製鉄最大手との合弁会社が初の自社船輸送実施

8月16日に同港で記念式典が行われた。この船はBAO-NYKとして初めての所有船で、Baowu Resources Co.,Ltd.(宝武資源、以下「Baowu Resources」)が西豪州で参画するプロジェクトから出荷された鉄鉱石を輸送した。

今後、BAO-NYKの基幹船として宝武グループ向けの鉄鉱石輸送などに従事する予定だ。

BAO-NYKは、宝武グループ向けの貨物輸送を目的に前身の会社が2011年に中国で設立され、2013年にシンガポールへ移転、今年で設立13周年を迎えた。今回の輸送は日本郵船と宝武グループの深い信頼に基づいた取り組みが結実したもの。今後もBAO-NYKの事業を通して宝武グループとの関係性の深度化、信頼醸成を目指すとともに、安定的な資源輸送に貢献するとしている。

■BNS DONGSHAN 概要
全長:292m
全幅:45m
深さ:24.7m
総トン数:92,752トン
載貨重量トン:181,572 トン
建造年:2011年
船籍:パナマ
造船所:今治造船

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース