大和ハウスグループの大和物流は9月2日、大阪市西淀川区と、地域防災を中心として物流支援や市民生活の安全・安心に関する包括連携協定を締結した。
西淀川区は神崎川、淀川、大阪湾に囲まれた海抜の低い地域。洪水や高潮などの水害リスクに備え、津波避難ビルの確保など防災分野で官民連携を進めてきている。
一方、大和物流が2005年4月に開設した西淀川区中島の「大阪物流センター」は、区内でも比較的海抜が高く、防災機能に優れているため、物流倉庫を避難拠点にするなどして区と連携することにした。
主な連携事項は、避難所の提供と災害備蓄品の保管・管理の支援、救援物資や人員の輸送協力のほか、防災情報の発信や、子どもの健全育成に関して物流事業の社会的役割について学習支援もしたりする。
■大阪物流センター概要
所在地:大阪市西淀川区中島2-5-100
運用面積:1万7548.26m2
規模:3階建て
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造