大和物流は7月10日、エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)の定期報告に基づく「事業者クラス分け評価制度」(2023年度提出分)において、3年連続・通算5回目の優良事業者(Sクラス)評価を獲得したと発表した。
「事業者クラス分け評価制度」とは、エネルギー使用量(原油換算値)が年間1500kl以上である事業者を特定事業者とし、定期報告書の提出を義務付け評価するもの。
省エネの達成状況に応じて経済産業省から、S(優良事業者)・A(さらなる努力が期待される事業者)・B(停滞事業者)にクラス分けがされる。
このうちSクラスは、5年間の平均原単位(エネルギー使用量の単位)を年1%以上低減する「努力目標」を達成した企業に与えられる評価。
同社は大和ハウスグループ環境行動計画「エンドレス グリーン プログラム2026」のもと、環境と企業収益の両立を目指した活動を推進しており、電力使用量の削減に取り組んでいる。
<2022年9月竣工の東大阪物流センターに設置した太陽光パネル>
具体的には省エネ性に優れたLED照明への切り替えや環境配慮型の施設運営が挙げられ、2022年からは屋上に太陽光パネルを敷設し、発電した電力を施設内で自家消費する取り組みも始めている。
2024年度の主な実績として、太陽光発電設備の設置拠点数が29か所(うち自家消費拠点は13か所)、年間自家消費電力量が131万9365kWhに達しており、この取り組みの結果として過去5年間で平均3.6%のエネルギー使用量(原単位)を削減している。
住友倉庫/省エネ法「事業者クラス分け評価制度」で4年連続Sクラス