テックタッチは10月24日、鴻池運輸が提供する国際物流クラウドサービス「KBX」に、デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」が採用されたと発表した。
<初めて「KBX」を利用する顧客向けに、サイトの画面構成や操作方法などをガイドで表示>
テックタッチとは「すべてのユーザーがシステムを使いこなせる世界に」をミッションに掲げるDAPを開発・提供する企業。あらゆるWebシステムの入力をアシストするDXプラットフォーム「テックタッチ」を提供している。大手企業や自治体・官公庁から、カスタマーサクセス部門を強化するクラウドサービス提供企業まで幅広く導入され、ユーザー数は600万人超(2024年8月時点)。これまでグッドデザイン賞などを多数受賞し、2023年には経済産業省が選ぶJ-Startupにも認定された。国内シェアNo.1の「テックタッチ」を通じ、日本のDX推進を後押ししていく。
鴻池運輸は2022年5月に海上輸出入業務のオンライン支援サービス「KBX」を提供開始し、同年9月以降は航空輸送においても同サービスの提供を始めた。直近では、2024年3月に海上輸送の本船動静トラッキング機能をリリース、同9月には「KBX」グローバル版をリリースし利用ユーザーの海外展開も進めている。
「KBX」は、これまで電話やメール、FAX、紙によって顧客と担当者との間で行われてきた、煩雑な国際物流業務のDX化を加速し、手続きの効率化・品質向上を可能にする。一方で、従来の手続きからプロセスが変わることへの心理的なハードルが生じやすく、システム操作の習熟や入力データの抜け漏れなどの課題が生じていた。
これらの課題を解消し、より多くのユーザーに利用してもらうために、デジタルガイドなどをノーコードで実装でき、システム定着の早期化が可能なDAP「テックタッチ」が採用された。開発不要で容易に実装できることや手厚いサポート体制が評価され、導入に至った。
鴻池運輸では、2030年ビジョンで「技術で、人が、高みを目指す」というメインメッセージのもと、「中期経営計画」(2023年3月期~2025年3月期)の重点事項「革新への挑戦『技術の活用とDXならびに協業による挑戦』」の具体的な取り組みの一つとして、デジタルフォワーディングプラットフォームである「KBX」の開発を継続している。
今後、「テックタッチ」の導入により、顧客にとって「KBX」の使い方をより一層わかり易くし、そして親しみやすい「KBX」を目指す。社内向けにおいては業務標準化・自動化を行い、業務生産性を向上し、デジタルフォワーディングプラットフォームの価値を最大化させるとしている。