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日本規格協会/重量物の取扱いプロセスをJIS化 労働環境改善に貢献

2025年01月21日/3PL・物流企業

日本規格協会は1月20日、人間工学に関する日本産業規格(JIS)を発行した。

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この規格は、手作業による重量物の取扱いに関するプロセス・デザインを定めたもので、職場の災害性腰痛の軽減と労働環境改善に貢献することを目的とする。

日本では、他国と比較して、重量物の取扱いに関する考え方が進んでおらず、その存在がほぼ周知されていなかったが、今回「JIS Z 8505-1:2025 人間工学-手作業による取扱い-第1部:持ち上げ、持ち下げ及び運搬」が制定されたことで、労働者集団に対する健康リスクの評価が可能になる。

規格の発行により、国内の製造業・運輸業等に新たな作業管理の手法が導入、重量物の取り扱いに関する労働環境が整備される。これに伴い、職場のパフォーマンス向上、経営の効率化や人材確保に資することが期待される。

特に、人的資源に余裕がない中小企業等において、専門家人材が不足する中でも、労働環境整備プロセスのデザインや人材育成・社員教育を実施することが可能になるという。

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