国土交通省は2月4日、セーフティネット保証5号において一般貨物自動車運送事業(特別積合せ貨物運送業を除く)の指定漏れがあったとして、追加指定すると発表した。
省内の事務手続きで指定判断に必要な業況データが欠落していたことが原因で、1月から3月の間の指定が漏れていた。2月下旬から3上旬を目途に追加指定する。
セーフティネット保証5号は、業況が悪化している業種に属する事業を行う中小企業を対象としたもの。
指定を受けた業種の中小企業は、売上高等の減少につき市町村長または特別区長の認定を受けることにより、信用保証協会から通常の保証限度額とは別枠で保証を行うセーフティネット保証5号の利用ができる。
一般貨物自動車運送業の指定が漏れていたことが判明し、中小企業庁と協議した結果、中小企業の資金繰りに万全を期すため追加指定することになった。
指定漏れ期間に一般保証で保証や融資を受けたケースがあれば、借り換えなどの対応にも配慮する方針。
国交省/物流分野概算要求209億円、財政投融資で物流施設投資を支援