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ホープ・コンソーシアム/アフリカにワクチン用超低温冷凍庫納入

2022年01月06日/国際

ホープ・コンソーシアムとユニセフは1月6日、アラブ首長国連邦がユニセフに対して、COVAX(コバックス)の世界的なワクチン配布活動を支援するために多国間の現物出資とコミットメントを表明したことを受け、アフリカへの超低温冷凍庫65台の納入を支援する契約を結んだと発表した。

この冷凍庫は、超低温保存が必要な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンと、米国から寄贈されたばかりのワクチンをアフリカ諸国が効率的に吸収するために必要なもの。

今回の納入は、COVID-19の世界的流行に対するホープ・コンソーシアムのコミットメントを示すもの。ホープ・コンソーシアムのパートナーや他の物流会社の協力によって、ベニン、カボベルデ、カメルーン、中央アフリカ共和国、コートジボワール、ジブチ、エスワティニ、ガンビア、ギニアビサウ、レソト、リベリア、マダガスカル、モーリタニア、ニジェール、サントメおよびザンビアなど、アフリカ21カ国への輸送が予定されている。

COVAXのミッションは、世界の人々にワクチンの供給が公平に行き渡るようにすることを目的としている。しかし、多くの国では、温度調節が必要なワクチンを受け取り、安全に保管するための物流上の制約がある。そのため、65台の超低温冷凍庫は、超低温での保管が必要なワクチンの入荷を想定し、受領国でのコールドチェーン能力を強化するために必要な布石。

ホープ・コンソーシアムは、パートナーとともに、パンデミックに対する世界的な取り組みを支援するため、製造から接種まで数百万本のワクチンを供給できる最も広範なエンド・ツー・エンドのワクチンのサプライチェーンを構築している。

さらに、アブダビに1億2000万本以上のワクチンを+8℃から-30℃の温度で常時保管できるワクチンハブを開発し、-70℃の超低温を必要とする1100万本以上のワクチンを保管できるUAE最大の「フリーザーファーム」を擁している。このように、ホープ・コンソーシアムは、物流や技術、サプライチェーンでのグローバルリーダーの専門知識を結集している。

なお、ホープ・コンソーシアムは、アブダビを拠点とする官民パートナーシップで、大量のCOVID-19ワクチンを製造から必要とする人々に、世界のどこでも安全、透明、かつ効率的に届けることができる独自のエンド・ツー・エンドのサプライチェーン・ソリューションを提供している。同コンソーシアムは、パートナーの専門知識を結集し、輸送、需要計画、調達、トレーニング、デジタル技術インフラを扱う多面的な物流サービスを提供し、世界中でワクチンの入手を容易にしている。

ホープ・コンソーシアムの設立パートナーは、アブダビ保健省、エティハド・カーゴ、アブダビ港湾公社、マクタ・ゲートウェイ、ラフェドとスカイセル。

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