日本郵船グループの日本油化工業は8月10日より、日本企業で初となる船舶向けバイオディーゼル燃料用酸化防止剤を販売する。
＜実験データ＞
今回販売される船舶向けバイオディーゼル燃料用酸化防止剤「BioxiGuard（バイオキシガード）」は、日本郵船の運航船が使用したバイオ燃料の性状分析などをもとに、日本油化工業が開発したもの。バイオ燃料に添加することで、酸化劣化の進行を遅らせることができる。
日本油化工業の研究所で行われた実験では、本製品を500分の1の割合で添加することで、添加しない時と比べて、バイオ燃料の劣化速度が約半減する結果が出ている。
実用面では、燃料の酸化劣化を未然に防ぐことで金属腐食や清浄機汚損などのトラブルを防止し、発熱量の低下に伴う燃費の悪化防止といった効果が得られるとしている。
