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三菱電機/28億円投じ、丸亀市の受配電システム製作所に新工場棟を建設

2025年08月07日/生産

三菱電機は8月7日、キュービクル形ガス絶縁開閉装置(C-GIS)の生産体制強化のため、受配電システム製作所(香川県丸亀市)に新工場棟を建設すると発表した。

新工場棟は、2026年6月に竣工し、同年10月から稼働開始予定。

<受配電システム製作所 新工場完成予想図>
20250807mitsubishie - 三菱電機/28億円投じ、丸亀市の受配電システム製作所に新工場棟を建設

三菱電機では、開閉装置や遮断器の製造を担う受配電システム製作所に新工場棟を建設し、2027年度までに、C-GISの年間生産台数を従来比2倍にすることを目指す。新工場棟では、複数エリアに点在していたC-GIS生産・試験ラインを集約することで、部材受入から製造、出荷までの生産工程の効率化を図る。

生産ラインにおいては、C-GIS内への絶縁ガス充填作業時間を短縮する自動化ラインを導入し、ガス充填時間を約40%削減することで、生産性を向上する。また、これまでC-GISの主な適用先であった変電所や駅、ビル等の施設に加え、再生可能エネルギーの一つとして海外を中心に注目を集めている洋上風力発電に対応したC-GISの生産拡大も進める。

■概要
所在地:香川県丸亀市蓬莱町8番地
建築・延床面積:建築面積:約6299m2、延床面積:約6885m2
構造:鉄骨(S)造、2階建て
主な生産品目:7.2~84kV C-GIS、洋上風力向け C-GIS
その他取り組み:洋上風力向けC-GISのドライエア絶縁方式の新機種開発
稼働開始:2026年10月予定
投資金額:約28億円
環境・省エネ対策:太陽光発電装置、高効率機器(LED照明、パッケージエアコン、熱交換形換気機器)、断熱屋根・外壁、Low-E 複層ガラス、電力監視装置、屋上緑化

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