AI・DXソリューションを提供するHOUSEIは9月1日、日本市場に特化して開発した4方向パレットシャトル「OmniXuttle(オムニシャトル)」の提供を開始した。
オムニシャトルは、同社が提供する「スマート倉庫システム」の一部として、日本市場に最適化して開発したパレットシャトル。4方向に自在走行が可能で、高密度保管と効率的な入出庫を実現する。垂直搬送機と併用すれば、階層間移動も可能だ。
最大積載量は4トンで、日本のJIS準拠サイズも含めたパレットサイズ(0.6~3m/0.8~3.6m)に対応。プラスマイナス2mmの停止精度、多種センサー搭載でより安全かつ正確な搬送を実現できるほか、遠隔監視機能で稼働安定性も確保できる。
また、-25℃~45℃の温度環境に対応した高い環境耐性設計で、常温倉庫だけでなく冷凍倉庫、多湿環境まで幅広く利用可能だ。
オムニシャトルを含む「スマート倉庫システム」は、世界的にシェアを誇るGLOBL PTRの先進技術をベースに、日本市場向けに最適化した物流ソリューション。3Dリアルタイム監視プラットフォームSCADAによる倉庫内の稼働状況可視化、異常検知、ERP/MESとの連携により倉庫管理をサポートする。
今後HOUSEIは、物流DXを加速させるパートナーシップを強化し、日本市場向けの製品開発・導入支援に加え、プロジェクトマネジメントやコンサルティングを含むトータルソリューションを展開していくとしている。