7社が覚書締結/MILES活⽤の液化CO2輸送船等の標準設計スキーム構築

2025年12月01日/IT・機器

三菱重⼯グループの三菱造船、今治造船、川崎汽船、商船三井、⽇本郵船、ジャパン マリンユナイテッド、⽇本シップヤードの7社は12月1日、液化CO2(LCO2)輸送船および脱炭素技術(アンモニア燃料等)を活⽤した新燃料船などの先進的な船について、MILES(旧MI LNG カンパニー)が開発・基本設計を⾏い、国内の各造船所がその共通の基本設計に基づいて機能設計及び⽣産設計を⾏うことで、これらの船舶の開発・初期設計を効率的に進める標準設計スキームを構築する覚書を締結したと発表した。

7社は、標準設計スキームの構築を通じ、国内の造船所とともに、国際競争⼒のある船舶の開発・初期設計の実現を⽬指している。参画する国内の造船所の拡⼤を図るとともに、事業環境に応じて、対象船の拡⼤などを検討していく。

川崎汽船、商船三井、⽇本郵船は、⽇本での業界の垣根を超えた連携を加速するため、このたびMILES への出資を決定し、標準設計スキームを活⽤する多くの国内造船所での建造促進に取り組んでいく。

また、ジャパン マリンユナイテッドおよび⽇本シップヤードも、MILES が提供する標準設計が国内造船業界において幅広く活⽤され得るよう各社との連携を深めていくことで、⽇本造船業の国際競争⼒が⼒強く復活出来るようMILESへの出資を決定している。

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