平田運輸は2月14日、兵庫県加西市に建設を進めていた地域協創型物流拠点「KASAI SUSTAINABLE BASE」(KSB)の完成披露会を開催した。
KSBは、「地方から、物流の現場から、サステナビリティを実装する」という理念のもと、平田運輸が推進してきた協創モデルの中核プロジェクト。
約8120m2の敷地に、営業用倉庫棟、事務所棟、休憩棟、車両看板作業棟、植栽エリアを備え、物流機能だけでなく地域の学びの場としての役割を担う。
施設コンセプトは「物流危機の解決とサステナビリティの提案」。
営業用倉庫棟は、トラス工法により柱のない梁下約9mの開放的な空間を実現。構造材は39cm角(万博の大屋根リングとほぼ同サイズ)で、建築基準法に基づき防火壁で2部屋に分けている。
再生可能エネルギーを使用して、「ゼロカーボン倉庫」を目指した運用を予定している。
事務所棟には男女別トイレ、シャワールーム、ロッカールームを完備し、休憩室には整体師の定期訪問を予定。物流作業による身体的負担への対応を重視した設計となっている。
このほか、休憩棟もあり、ミーティング、ワークショップ、災害時の一時避難場所としても機能する。
竣工の祝花を辞退し、「植栽への支援」を呼びかけたクラウドファンディングを実施したところ目標の200%超を達成。
植栽エリアでは、大阪・関西万博でサステナブル賞を受賞したルクセンブルクパビリオンから譲り受けた植栽を配置しており、万博で使用された雨水ろ過用の石も雨水タンクの隣に設置している。
加西市・網引(あびき)湿原の在来種も植えられる予定で、ビオトープや遊歩道を整備し、子どもたちが本物のSDGsを体験できるフィールドを創出する。
■ 施設概要
施設名称:KASAI SUSTAINABLE BASE(カサイ サステナブル ベース)
住所:兵庫県加西市殿原町469-4
敷地面積:約8120m2
アクセス: 北条鉄道「北条町駅」から10分 ・中国自動車道「加西IC」から車で約5分
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