コグネックスは6月7日、固定式バーコードリーダDataMan300シリーズ向けに、リキッドレンズを追加したと発表した。
<DataMan300バーコードリーダの先端部を開けるとレンズ部>
リキッドレンズを使うことで、DataMan300バーコードリーダを、固定フォーカスから自動フォーカスに簡単にアップグレードできる。
高さが上下する対象物で広い被写界深度が必要な用途や、製品の切り替え後に再度フォーカスの調整が必要となる場合などに最適となる。
フォーカスの位置を複数設定すれば、レンズの焦点を複数の決まった位置に動かすことが可能で、高さの異なる対象物の段取り替えに便利。
DataMan300バーコードリーダは、最適なコード読み取り条件が簡単に設定できるインテリジェントチューニング機能を搭載しており、ユーザーはボタンを1回押すだけで、内蔵照明とオートフォーカス光学装置の最適な設定を瞬時に自動で行うことができる。
また、リキッドレンズに焦点調節可能範囲をフルスキャンさせることが可能なため、広い距離範囲でコードを検知して読み取ることが要求される表示の読み取り、荷物のスキャニング、小包の仕分け等の用途にも最適。