ヴォコレクトジャパンは8月20日、大手総合食品商社の「尾家産業」にVocollect Voiceを導入し、倉庫内業務の効率化を実現したと発表した。
音声物流ソリューション「Vocollect Voice」を導入したのは、尾家産業の大阪支店・大阪北部センター(大阪府摂津市)。1万点の業務用食材を取り扱い、1600の配送先を有する西日本最大の物流拠点。入出庫管理などの倉庫内業務の効率化、賞味期限管理など、食の安全性を更に向上に大きく貢献していると公表した。
トライアルを経ての導入決定後、2012年2月から4月にかけて約3か月という短期間での実装を実現し、現在は段階的な稼働を開始している。現在、入庫、賞味期限管理、ピッキング(1次、2次)、出庫業務において音声ソリューションが導入されている。
入荷業務では15%、1次ピッキング業務では10%、2次ピッキング業務では40%の生産性向上効果を上げているほか、賞味期限の入力作業において、これまでは2、3時間要していた作業を音声により5分程度にまで削減するなど、大きな成果をあげている。
今後は棚移動や棚卸業務への拡張が予定されおり、同社ではこの度の導入に関して、2年間での投資回収を見込んでいる。