日本郵船と富士通は1月29日、情報システム業務で提携し、日本郵船のシステム子会社YJK Solutions(YJK)の株式について、51%を富士通が取得する方向で検討を開始すると発表した。
今後、日本郵船と富士通は、業務提携とYJKの共同運営に関する具体的な検討を行い、提携の最終合意に至った場合には、3月末日までに正式契約を締結し、YJKは4月1日より共同運営会社として業務を開始する予定。
日本郵船は、今回の提携により富士通が持つICT(Information and Communication Technology)の総合力を活かし、QCD(Quality:品質、Cost:コスト、Delivery:納期)をさらに向上させた高付加価値なICTサービスを、YJKを通じて調達することを目的としている。
富士通は、日本郵船グループの情報システム子会社としてYJKが培ってきた海運・物流・港湾運送における豊富な経験とノウハウを活用し、海運・国際物流業界向けICTサービスを強化し、積極的なビジネス拡大を目指す。
今回の提携により、YJKは、これまで培ってきた海運・物流・港湾運送における業務ノウハウを備えた人財と、富士通が持つICTの最新技術、豊富な実績を融合させ、高い技術力とマネジメント力を備えたICTサービス企業を目指す。
これにより、日本郵船グループに対してこれまで以上にQCDに優れたICTサービスを提供するとともに、外販事業における競争力をより一層高めていくとしている。
■YJK Solutionsの概要
本社:東京都港区西新橋3-23-5
資本金:8000万円
従業員数:約160人
事業概要:コンピュータ・システムのコンサルテーション、開発/パッケージソフトウェアの開発、販売/コンピュータ関連機器の販売/ネットワークの構築、運用・保守/コンピュータ・システムの運用・管理/教育・セミナー