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山陽特殊製鋼/メキシコに現地法人設立、工場建設

2015年12月15日/生産

山陽特殊製鋼は12月11日、メキシコに、「鍛造-旋削一貫製造プロセス」を備えた素形材製造会社を設立すると発表した。

<工場建屋イメージ>
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メキシコでの素形材製造・販売拠点を整備することで、成長市場でのサプライチェーンを早期に確立し、グローバルにビジネスを展開する需要家のニーズに応えるとともに、素形材事業の拡大を図っていく。

メキシコでの鍛造-旋削一貫製造プロセスは、ベアリング用素形材分野の日系メーカーとして初めてとなる。会社規模は、主力海外拠点である中国のNSSP(寧波山陽特殊鋼製品有限公司)と同等以上であり、太平洋を挟んだ巨大市場に素形材を供給できる体制が整備される事になる。

素形材事業に関して、日本(サントクテック)、中国(NSSP)、米国(Advanced Green Components, LLC)、インド(Mahindra Sanyo Special Steel Pvt. Ltd.)、タイ(SSSP)、メキシコの世界6極体制が整う。

今後は、他社との連携も含め、製造品種の拡充、鍛造-旋削一貫製造プロセスに熱処理を加え、高付加価値化を検討し、拡大する需要家のニーズに応えていく。

■現地法人の概要
名称 Sanyo Special Steel Manufacturing de Mexico, S.A. DE C.V.
所在地 メキシコ合衆国 グアナファト州またはハリスコ州内工業団地(予定)
事業内容
ベアリング用素形材(鍛造品、旋削品)の製造及び販売
資本金:約50億円 (増資後)
設立年月日:2015年11月12日
株主:山陽特殊製鋼100%
工場面積:約11万m2
主要設備:鍛造機、旋削加工機
生産規模:約2000t/月(予定)
従業員数:約450人 (予定)
事業開始時期:2017年9月 (予定)

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