データマインは1月10日付で、米国海上コンテナ輸入の12月実績をまとめた。
<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送 月次トレンド比較(12か月・3年間2017年10月)>
アジア主要10か国・地域発のTEU(B/L・Loading Port/母船積地ベース・実入り・FROB含)は、前年同月比6.2%増の133万TEUとなり、過去最高となり、2017年実績も6.5%増の1561万TEUと単月、通年ともに過去最高となった。
アジア発の主要品目(HS2桁)の動きは、好調な個人消費を反映し、12月まで活発で、通年で家具類(シェア17%)が12.3%増、機械類(シェア9%)が8.9%増、電子電機(シェア8%)が2.4%増、プラスチック(シェア5%)が4.7%増、ゴム製品(シェア4%)が3.9%増、鉄鋼製品(シェア3%)が6.1%増となった。
一方、自動車関連, アパレル、玩具、履物などは横ばいだったものの、10品目平均では5.6%増となった。
国・地域別では, アジア発の62%を占める1位中国発は10か月連続のプラスで12月は前年比5.8%増で、年では8%増だった。
2位韓国発は12月の自国分が2.8%増だったが、TS分を含めて15%増と6か月連続プラス、通年で4.1%増だった。でした。
3位台湾発は7.3%減と8か月連続マイナスで通年でも5.8%減だった。
4位ベトナム発は34.5%と10か月連続プラスで通年も34.1%増。通年での順位は香港が4位でベトナムは5位となった。
5位香港発は0.6%増と6か月連続プラスで通年では2.7%増だった。
6位シンガポール発は2.6%減と再びマイナスで、通年でも12.0%減だった。
7位日本発(直航分)は13.7%減だったが、通年では1.8%増だった。日本発韓国TS分は前年比49.2%増と4か月連続のプラスだった。
8位タイ発は21か月連続のプラスで29.9%増、通年では24.5%増だった。通年での順位はインドが8位でタイは9位となった。
9位インド発は横ばいで0.9%減だったが、通年では10.5%増だった。
10位マレーシア発は37.5%増と4か月連続プラスで通年では3.5%増となった。
アジア発に対する、米国10大港の動きは、西岸5港が4.6%増だったのに対して、東岸・ガルフ5港は10.7%増で、4年前の2014年に対する伸び率では、それぞれ8.5%増、34%増と差異が顕著。この背景はヒューストン、サバンナ、チャールストン港揚げの増加だと見られる。
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