日野自動車は2月15日、国土交通省にレンジャーのリコールを届け出た。
不具合の部分は制動装置(ブレーキホイールシリンダピストン)。
中型トラックの空気油圧複合式ブレーキにおいて、後輪用ホイールシリンダのピストンカップ溝の加工が不適切なものがある。
そのままの状態で使用を続けると、ピストンカップの定期交換時期より早く、ピストンカップ溝とピストンカップ内径間のシール性能が低下し、後輪用ホイールシリンダよりブレーキ液が漏れるおそれがある。
全車両、後輪用ホイールシリンダのピストンを点検し、対策前のものが組付けられている場合は、対策品と交換する。
リコール対象車の台数は計1万4549台。交換修理用部品として出荷し、組み付けられた可能性がある車両は、車両が特定できないものが1430個。
不具合の件数は1231件、事故はなし。
■型式等は下記URLを参照
http://www.mlit.go.jp/common/001221290.pdf