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日通/東京・大阪の鉄道コンテナ基地で新情報システム「N-SORA」の配備を完了

2001年07月02日/未分類

日本通運(株)は、鉄道輸送の両端となるトラック集配作業について、移動体通信を利用した新情報システム「N-SORA」を開発。昨年7月から導入を開始し、これまでに東京・大阪に所在する全コンテナ基地への配備が完了した。
N-SORAは、平成10年度第3次補正予算をうけ、旧通商産業省が実施した「先進的物流システム開発事業」の一環として、当社が開発したもの。
このシステムは、集配車両に車載端末を設置することで、管理セクションにおいて、車両運行に関する様々な情報の把握を可能としたものであり、お客様に対するサービスの向上と、あわせて業務の効率化を図る。
機能は「動態管理機能」、「作業管理機能」がある。
動態管理機能
   ・ デジタルMCA無線により、車両~事務所間の移動体通信を実施。
   ・ 事務所のデジタル地図上に、お客様の位置と車両の現在位置をリアルタイムで表示。
   ・ 事務所では、車両の作業状況(出発・到着・積込・休憩など)と走行情報(速度超過・アイドリングなど)もリアルタイムで把握。
これらの機能により、お客様に対し迅速かつ明確な集配時間のご案内ができる。また、配達終了後、集配車両は効率的に次の集貨先へ向うことが可能となり、お客様への集貨をよりスピーディーに行うことができ、空車回送距離も短縮できる。
車両への指示についてもデータ送信で行い、必要な帳票は車載プリンターで印刷する。
作業管理機能
これまで多大な事務が必要とされた出退勤管理、運行管理、能効率管理、収支管理など、集配作業に関わる車両および運転手の管理を、容易に、かつ正確に行うことができる。
同社では、平成4年から日通鉄道コンテナ情報システム「RACS」を稼働し、平成12年1月に新システムへの移行を完了している。
N-SORAは、このRACSに連動し、トラック集配作業についての情報化を行ったもので、東京、大阪の集配車両313台に導入済みだが、今年10月までに名古屋、福岡、札幌においても導入を計画している。
N-SORA導入実績(2001年5月31日現在) 運用開始 地区 導入基地 導入台数
2000年7月 東京 東京貨物ターミナル駅 109台
2000年8月 隅田川貨物駅 71台
2001年3月 大阪 梅田貨物駅 61台
安治川口貨物駅 6台
2001年5月 大阪貨物ターミナル駅 45台
百済貨物駅 21台
合計稼働台数 313台
  

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