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デンソー/車両運行管理システム「PATRACS」の新サービス開始

2001年08月20日/未分類

(株)デンソーは、8月20日から走行中の冷凍機車両などの庫内温度情報サービス、トラックの運転日報自動作成サービス,双方向メッセージ通信を開始する。
携帯電話のパケット通信を利用した車両運行管理システム「PATRACS(パトラックス)」のオプションとして利用できる。
PATRACSはことし2月に発売を開始して以来現在までに約20社、約2000台の車両に採用されており、冷凍機車両の庫内温度情報サービス、運転日報自動作成サービスなどを追加することにより、2002年3月までに合計で4000台に拡大を目指している。
PATRACSに追加される新サービスは次の通り。
1.冷凍機の庫内温度情報
[機能]
PATRACSの車載機器(モバイルサーバ、DoPa Mobile Ark 9601D、GPSアンテナ、動態キーボード)に温度センサおよび制御ユニット、ドア開閉スイッチを取り付けることにより、冷凍機から定期的に庫内の温度履歴やドアの開閉状態を事務所に送信したり、事務所からの指示により読み出し、車両ごとの一覧表やグラフ表示ができる。
[料金]
PATRACS車載機に温度センサおよび制御ユニット、ドア開閉スイッチを追加し車両1台あたり約30万円。またセンターサービス料金は車両1台、月額で従来の位置・動態の基本料金2000円に1000円が追加となる。
[市場ニーズ]
現在、鮮度管理の必要な宅配便の増加、食品業界の品質管理のさらなる強化などにより、よりきめ細かな物流管理が求められている。デンソーでは、保冷車、冷蔵車、冷凍車が全国に約25万台あると推定し、輸送品質の向上、荷主からの問い合わせへの迅速な対応が図られると想定し、このうちの5万台程度の需要が見込めると予想している。
2.運転日報自動作成
[機能]
動態キーボードに割り付けられた各動態(出庫、帰庫、積み荷開始、積み荷完了など)キーを状況に合わせて押すことにより、センター側にその情報が送信される。
この情報をもとに運転日報を自動的に作成する。
この情報をユーザはインターネットを通じて提供を受けることができる。
車載機には別途車速センサが必要となる。
[料金]
PATRACS車載機に車速センサ(約1万円)が必要。またセンターサービス料金は車両1台、月額で従来の位置・動態の基本料金2000円に1000円が追加となる。
3.双方向メッセージ通信
[機能]
PATRACSの車載機器にメッセージ表示機を追加することにより、車両と事務所側で双方向のメッセージ通信が可能で、緊急の業務報告、業務指示等確実な伝達が可能となる。
[料金]
車両1台あたり約30万円で、PATRACS車載機にメッセージ表示機を追加できる。
センターサービス料金は車両1台、月額で従来の位置・動態の基本料金2000円に500円が追加となる。

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