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ホーネンコーポレーション、味の素製油/経営統合、物流効率化を実現へ

2001年08月26日/未分類

(株)ホーネンコーポレーション、味の素製油(株)が、平成14年4月1日に共同持株会社を設立することにより対等の精神で経営統合を行う旨を承認し、両社で覚書を締結した。
 
1 経営統合の趣旨と目的
(1)経営統合の趣旨
製油業界における現在の最大の課題は、油脂関税の削減に対処するための国際競争力の強化と市場の成熟化に対処するための植物油脂の新しい価値の提供。
油脂関税は1996年から36%削減され、更なる低下も予想されており、今後増大すると見込まれる海外からの輸入油脂製品に対抗できるコスト競争力の強化・商品力の強化が重要な課題となってきている。
また、顧客満足という観点から一般消費者およびユーザーの皆様に評価して頂ける商品の開発および提案力の強化も製油メーカーの責務と認識し、ホーネンコーポレーションと味の素製油は経営統合を行うことにより、お互いの英知を結集し、以上の大きな課題を解決しようとするもの。
 
(2)経営統合の目的
製油業界における長い歴史を持つ両者がそれぞれの強みを活かし、また弱みを補い合うことによって、海外も視野に入れた屈指の製油メーカーを目指して、経営統合を行う。
具体的には、商品開発力の強化、生産・物流・原料調達などの合理化・効率化を図り、さらにお互いのこれまで培ってきたブランドを活かした販売面での協力関係の確立により、一般消費者およびユーザーの皆様が本当に求めておられる油脂製品を提供していく。
 
2 経営統合の効果
経営統合の効果が実現するよう、その戦略、具体的な方針について今後統合委員会において詳細な検討する。
現段階での実現すべき統合の効果項目。
(1)コスト競争力強化
1.最適な生産・出荷基地の整備
2.共同配送、スワップなどによる物流の合理化
3.共同購入による原料調達コストの低減
4.重複する間接業務の合理化
5.情報システムの効率を意図した開発
(2)商品開発
1.常に消費者ニーズを捉えた商品開発
2.務用における高付加価値商品の開発
(3)社会的信用の向上
統合効果により社会的信用を一層向上し、人・物・金などの経営資源の拡大を図ることにより、
企業基盤がより強固なものとなる。
 
 
3 経営統合の概要
 
経営統合のスキーム:「株式移転を移用した共同持株会社設立による経営統合」
平成14年4月1日を目途として、株式移転により株式会社ホーネンコーポレーションおよび味の素製油株式会社を100%子会社とする共同株式会社を設立する。
 
経営統合の推進体制
両社の事業統合業務を円滑・迅速に推進するために、株式会社ホーネンコーポレーション代表取締役会長兼CEO嶋雅二と味の素製油株式会社代表取締役社長佐々木晨二を共同委員長とする統合委員会を組織し、その下部機関として機能別部会を設置することにより準備を開始する。
 
 

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