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日通 竹中工務店/共同で建設現場の「木くず」再生に向けた長距離輸送サービスを開始

2001年08月26日/未分類

日本通運(株)の大阪支店は、竹中工務店(株)の大阪本店と共同で、建設中の工事現場から発生する「木くず」を回収し、東京の資源再生業者へ効率的に輸送するシステムを構築し、8月から、竹中工務店の近畿地区の建設現場から回収輸送を開始した。
日本通運では平成11年に、石膏ボードなど建設副産物の収集運搬サービスを開始している。これは、建設現場の各所に当社が開発したキャスター付き小型回収機「エヌ・アール・ボックス」を設置し、廃棄物が発生するその場で種類ごとに分別して投げ入れてもらい、一杯になったエヌ・アール・ボックスを定期的に回収を行い、大型車両の輸送単位になるまで積み替え保管場所で一時保管した後、資源再生業者などへ運搬するというもの。
これまでは、首都圏および近畿地区において、主に石膏ボードや木くず、紙くずなどを対象にサービスを展開していた。
今回の木くずの長距離輸送は、大阪市にある日本通運の積み替え保管場所から鉄道コンテナ(エコライナー31=当社私有鉄道コンテナ)で東京へ輸送、再生ボードメーカーの東京ボード工業へ搬入する。
竹中工務店では、鉄道輸送、とりわけ大型トラックと遜色の無い積載量を確保できるエコライナー31を利用すること、加えて低コストの再生ノウハウを持つ業者にリサイクルを任せることにより、処理費用は従来とほぼ同等に抑えることが可能になる。
今回の輸送開始にあたり、竹中工務店と共同で、エヌ・アール・ボックスの内側に木くず専用の内装材(紐付きフレコンバッグ、縦横にファスナー有り)を開発し、エヌ・アール・ボックスからの取り出し、資源再生業者での受け渡しを効率的に行えるよう工夫を施した。
今後、同じ近畿地区において、ゼネコンや住宅メーカー各社を対象に、このシステムの拡販を図っていくとともに、社会の環境意識の高まり、法規制の強化が進む中にあって、新しい収集運搬の仕組みや資器材の開発を行いながら、企業の環境保全に向けた取り組みを物流面からサポートする。

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