経済産業省／W32/Sircam ウイルス猛威　　月間届出１２５７件

経済産業省の商務情報政策局情報セキュリティ政策室は、8月度のコンピュータウイルスの届出状況を発表した。
２００１年８月のウイルス届出状況
情報処理振興事業協会（村岡茂生理事長）は、２００１年８月のコンピュータウイルスの届出状況をまとめた。
８月の届出件数は２８０９件、感染実害件数も５９２件とこれまでの月間過去最多であった２０００年１２月（２７７８件）及び感染実害件数過去最多２０００年１１月（５４６件）を超え、史上最悪の届出件数となった。（7 月１７３８件、感染実害件数３４４件）
今月の特記事項
W32/Sircam ウイルス猛威　月間届出１２５７件
W32/Sircam ウイルスの届出が1２５７件と1 種類のウイルスの月間届出として過去最多の件数となった。（1 種類のウイルスでは2000 年12 月のW32/MTX ウイルス1008 件が最多）実害件数も２８１件（２２.３％）と猛威を奮っている。
W32/Sircam ウイルスの特徴
・同じアドレスに対し、何通もメールを送信し、しかも短い間隔で送信されることがあるため、スパムメール（迷惑メール）のようになる。
・添付ファイルのサイズがウイルス部分だけで134KB と大きいため受信に時間がかかる。
・題名と（件名）と添付ファイル名に実在するファイル名を使うため、つい開いてしまい二次感染が起きやすい。