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TOTO/大型建築現場向け「省包装」提案活動で包装材を約50%削減

2001年10月11日/未分類

TOTOは、簡易包装化や梱包箱のコンパクト化等、積極的に包装材料の削減を行う。 廃棄物関連の法規制強化等による、オフィスや病院など大型の建築現場での梱包残材削減要望に対し、昨年度から包装材を極力少なくして現場へ搬入する「省包装」対応を行っている。
ことし2月には、建設会社向けに「TOTO省包装メニュー」を作成し、「省包装」提案活動を積極的に推進しています。「TOTO省包装メニュー」は、「標準メニュー」と、「特殊メニュー」の2つを用意し、お客様の多様なご希望にあわせた搬入体制がとれるようにしている。
<「TOTO省包装メニュー」内容>
対象商品: 衛生陶器・水栓金具・ウォシュレット・一般便座・洗面化粧台・アクセサリー商品(紙巻器やタオル掛けなど)・洗濯機パンの7商品
メニュー
(1)「標準メニュー」
包装削減は中程度であるが、ほとんどの現場に対応可能なメニュー
・包装材削減率:商品により、衛生陶器100%(一部商品を除く)、その他商品20~50%
・通常包装をベースに省包装・無包装化するもの。物流センター出荷時点で加工を行うため、短納期対応が可能。また、無包装・省包装化で余った包装材は出荷時の梱包材等にリユース(再使用)する。
(2)「特殊メニュー」
一定の条件をクリアすることが前提になるが、大幅な包装削減が可能なメニュー
・包装材削減率:商品により、60~100%
・省包装・無包装を前提に生産段階より、簡易包装、通い箱包装を施すもの。
・通い箱や搬送治具を多用するため、現場内の荷扱い・保管条件や、通い箱の数量管理や納期などの条件をクリアすることが必要。
輸送方式: 品質を保証するため、TOTO物流センター、または工場から現場への輸送は、トラック貸し切り便を使用。
昨年度から現在までの大型現場物件の総数は約80件。
最近の現場事例として「九州大学医学部付属病院」での特殊メニュー対応がある。
「省包装」による搬入により、従来なら合計6,843kgになる包装材を、合計3,663kgと約50%削減できている。
省包装」現場事例:九州大学医学部付属病院
建物概要:SRC11階建(地下4階)・施主:九州大学施設部・ 竣工:2001年10月
<「省包装・無包装」内容>
商品名 改善前 改善後 包装材削減率
腰掛便器 パルプモールド包装、段ボール包装 標準メニュー 無包装のまま専用パレットで現場搬入。パレットは回収。 100%
501kg→0Kg
洗面器
ウォシュレット 段ボール包装 特殊メニュー 無包装で専用通い箱に入れて現場搬入。通い箱は回収。 100%
1 315kg→0Kg
水栓金具 段ボール包装 特殊メニュー 商品をエアキャップ袋に詰め、専用折り畳みコンテナで現場搬入。コンテナは回収。 100%
381kg→0Kg
洗面化粧台 段ボール包装 特殊メニュー 簡易包装で現場搬入。 100%
1 602kg→619Kg

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