クラヤ三星堂／西日本物流センター竣工

（株）クラヤ三星堂は、「西日本物流センター」（兵庫県加東郡）を竣工し、１１月５日より稼動する。
同社は、全ての営業エリアにおける医薬品の安定供給を行うため、物流機能の強化・充実をめざした取組みを展開しているが、西日本物流センターは、西日本エリアにおける医薬品流通の中核となる物流拠点であり、業界環境の変化や多様なお得意様ニーズにフレキシブルに対応できる機能を有したメガ物流センター。
これによりフルラインの品揃え機能や品質管理を強化し、安定供給体制をより充実させる一方、物流機器の自動化や業務の簡素化を図り、ローコストオペレーションをさらに推進する。
従来の兵庫物流センター（神戸市西区）と大阪物流センター（大阪府摂津市）の機能は西日本物流センターに集約する。
西日本物流センターの概要
（１）名　　称　株式会社クラヤ三星堂西日本物流センター
（２）所在地　　兵庫県加東郡東条町南山6-6-2
（３）連絡先　　西日本物流センター事務グループ
　　　　　　　　　TEL：0795‐47‐1230 FAX：0795‐47‐2230
（４）構　造　　鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造　地上３階建
（５）敷地面積　　３０，９８１㎡（　９，３７１坪）
（６）建築面積　　１４，８０８㎡（　４，４７９坪）
（７）延床面積　　４４，２２０㎡（１３，３７６坪）
（８）駐車台数　　トラック３４台、乗用車１１２台
西日本物流センターの特長
（１）フレキシブルな運用を可能としたシステムを構築
物量の変化に対応できる物流設備を配し、常に人と機械の全体最適化を図ることにより、無駄の少ない効率的な作業ができる仕組みとした。
（２）ローコストオペレーションを追求したシステムを構築
物流システムの機能を簡素化することにより、アウトソーシングを容易に図ることができる体制。
（３）高度な品質管理を実現するシステムを構築
入荷商品のロット別期限管理やバーコードによる確実な検品などにより、質の高い医薬品管理を実現。
４．設備投資額
総額１０３億円（内訳：土地２０億円、建物４６億５０百万円、物流機器・システム３６億５０百万円）
５．カバーエリア
２府１１県＝兵庫、富山、石川、福井、岐阜、三重、滋賀、京都、大阪、奈良、和歌山、岡山、広島
※ 岐阜、三重、滋賀、京都は当社グループ企業の井筒薬品、平成薬品を通じて供給する。
６．稼動スケジュール
兵庫物流センター、大阪物流センターの機能を３段階に分けて移行。
第１ステップ（平成13 年11 月５日）
兵庫物流センター管轄の兵庫（一部）、富山、石川、福井、和歌山、岡山、広島分を移行。
第２ステップ（平成13 年11 月26 日）
兵庫物流センター管轄の残る兵庫全域を移行。平成薬品の営業エリア（岐阜、三重）に供給開始。
第３ステップ（平成14 年１月15 日）
大阪物流センター管轄の大阪、奈良を移行。井筒薬品の営業エリア（滋賀、京都）に供給開始。