メディセオ・パルタックホールディングスは5月22日、子会社のクラヤ三星堂の物流拠点「神奈川エリア・ロジスティクス・センター」(横浜市)が23日に完成し、8月に稼動を開始すると発表した。
総事業費は約116億円で、神奈川県全域をカバーする。出荷能力は最大1800億円/年。
神奈川ALCの敷地面積は1万7290㎡、建築面積は7137㎡、延床面積は2万599㎡。顧客に近い立地(横浜市戸塚区)にフルラインのセンターとして設置し、ALCから直接顧客に届ける方式に転換することで、品揃えの拡充とリードタイムの短縮を実現する。
独自に開発した需要予測システムで、過剰在庫と欠品が生じないよう単品ごとに在庫を最適なレベルにコントロールし、定時・適量の完全な状態に保つ。
さらに情報システムを活用したマテハン技術とエンジニアリングで、正確で効率的な在庫管理と庫内作業、配送作業を実現し、作業の効率化を図りつつ安全性と信頼性を高めている。
セキュリティ面では免震構造を採用し、停電時の自家発電装置、災害時の緊急配送用バイクを配備し、地震などの災害時にも安定供給できる体制を整えた。また人的災害を防ぐためにID認証システムも完備した。