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日本通運/インターネットで世界の在庫貨物情報を提供

2001年12月16日/未分類

日本通運(株)は、従来から主に欧州・アジアの保有倉庫で運用しているグローバル在庫管理システム「REWARDS」に、インターネットの新機能を追加し、「Web-REWARDS」として運用を開始した。
さらに、米国で稼働している同様のシステム「Web-NEWS」とインターフェースをとり、世界中の当社倉庫の在庫貨物情報、および輸送途上の在庫貨物情報を、インターネットでリアルタイムに検索することを可能にした。
同社のグローバル在庫管理システム「REWARDS(=Remote Warehouse & Distribution Management System)」は、急速にグローバル化する各メーカーの生産拠点および販売拠点に対応し、各地に点在するストックポイントを一元的に管理することで「在庫圧縮」「資産管理」をサポートしている。
このシステムはこれまで、各メーカーとのEDIを標準機能としてきたが、さらに手軽に実現するため、最新のインターネット技術(自社開発した独自のWebアプリケーションコンセプト)を導入し、インターネットWebサイトを通じて照会、利用することを可能にした。
これにより、EDIと比較して安価に、かつ短期間で情報提供することが可能になった。
また、EXCELやXML形式によるデータのダウンロードや、出荷ステータスが逐次E-MAILで自動的に報告される機能、出荷指示登録など、各メーカーの要望に合わせた開発も容易に行うことができる。
さらに、米国で稼動しているWeb-Newsとインターフェースをとることで、米国、欧州、アジアの各地に広く活動するメーカーに対しても、各ストックポイントの在庫情報を一元的に提供することができる。
従来、国ごと、地域ごとに留まっていた在庫情報の提供から、世界規模の情報をインターネットで提供することを可能にしたもの。
これにより、世界規模での過剰在庫の早期対応や、緊急出荷などに対してもフレキシブルでタイムリーな対応を可能にする。
同社では、このグローバル在庫管理システムの他に、受発注管理システム、貨物照会システム等を開発、販売しているが、それら全てがWebを通じて活用できることとなり、メーカーは輸送・保管に関わる情報の一元管理を容易に実現することが可能になる。
グローバルに総合的な物流サービスを提供している同社は、自らを「グローバル・ロジスティクス・プロバイダー」と位置付け、各国にて製造、販売を展開している日系メーカー、外資系メーカーに対して、ロジスティクス・ソリューションをダイナミックに展開していく。

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