三菱商事(株)は、(株)ダイエーの物流子会社(株)ダイエー・ロジスティクス・システムズが持つローソンの「CVS(コンビニ)向け物流事業」の営業を譲り受けることで、ダイエーと基本合意し、3月1日完了を目途に、営業譲受の対価・条件について精査を行う。
三菱商事は、昨年2月にローソンの筆頭株主となって以来、企業価値を更に向上させるために、厳しい競争環境の中でスピード感をもってローソンの企業変革への支援を強化しており、コンビニエンスビジネスのインフラとなる物流構造の改革が急務となっていた。
今回、ダイエー・ロジスティクス・システムズが担っているローソン向けの物流事業を傘下に収めることにより、冷凍・チルド・常温という「全温度帯別のコンビニ向け物流プラットフォーム」の基盤を強化していく。
またこのプラットフォームを最大限に活用することで、ローソンに対する効率的な物流体制再構築の支援と、世界の商品供給源をネットワークで繋いだグローバル・サプライ・チェーンマネジメントを強化することができると考えている。
なおローソンは、ナショナルチェーンのメリットをさらに活かしていくため、北海道から沖縄まで全国7600店における、効率物流の全体最適化を目指している。
これまで米飯・惣菜等の日配商品を配送するチルド物流システム(CDC=チルド・ディストリビューション・センター)、加工食品・菓子・雑貨等のドライ物流システムのDDC(ドライ・ディストリビューション・センター)そして、氷・アイスクリーム等冷凍食品の物流システムFDC(フローズン・ディストリビューション・センター)を全国に配置している。
OT-DT(毎日発注・毎日納品体制)、定時店着等の仕組みで全国の加盟店経営を支えるとともに、既存取引先との効率的な物流体制を構築している。
さらに、ローソン向け物流事業を営業譲渡する方向性の基本合意を受け、ナショナルチェーンとしての更なるサプライチェーンマネジメントの効率化を推し進めていく。
概要
(1) 営業譲受の対象範囲 (株)ダイエー・ロジスティクス・システムズの(株)ローソン向けの物流業務に関する営業
(2) 営業譲受財産の内容 上記営業に必要な資産、債権及び債務(営業に必要な契約上の地位を含む)
(3) 営業譲受の対価 譲受財産の価格に営業権の評価額を加算した金額を基本とする。
(4) 営業譲受の予定時期 2002年3月1日目途
(5) 営業譲受本契約 精査完了後、最終合意に至った場合、本件営業譲受に関する基本合意書の主旨、条文に則り、本契約を締結する。
(6) 基本合意書締結日 2002年1月8日
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三菱商事/ダイエー・ロジスティクス・システムズのローソン向け物流事業の営業譲受
2002年01月09日/未分類
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