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ダイエー/ディストリビューション機能強化も営業益92%減

2007年10月15日/決算

(株)ダイエーの平成20年2月期中間連結決算は、地域のバイイング機能やディストリビューション機能を強化し、財務体質の改善に取り組んだものの、OMC株式、マルエツ株式の売却やイオン、丸紅との資本・業務提携などの要因を反映した業績となった。

売上高は前の期に実施した事業売却の影響、店舗閉鎖・既存売場のテナント化に加え、競合の激化によ
る既存店売上高の減少などで6004億円(前年同期比10.7%減)。

営業利益は、利息返還請求に伴う費用増などによるOMCの減益、前の期の事業売却の影響などで52億円(79.7%減)となった。経常利益は、資産売却などで有利子負債を削減した結果、営業外損益が前年同期に比べ21億円改善したものの、14億円(92.9%減)と伸び悩んだ。

中間純利益は、経常利益に加えてOMC株式、マルエツ株式の売却益などを特別利益を計上する一方、OMCの引当金繰入などの特別損失の計上で460億円(3.4倍増)となった。

ダイエーでは、地域特性に合わせた販売戦略を推進するため、全国を5つの地区に分割した「販売本部」を設置し、地域のバイイング機能やディストリビューション機能を強化。さらに「総合トレーニングセンター」を活用した従業員教育も延べ1万7000人の従業員が研修に参加した。

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