日本通運／フィリピンで国際航空貨物フォワーダー最優秀業者に選出

日本通運（株）のフィリピンにおける事業会社「フィリピン日通」は、品質面などの総合評価において、同国内の国際航空貨物業365社の中から最優秀業者に選出された。
評価を行ったのは、フィリピンに乗り入れを行う航空会社36社で構成するGCCI（Global Cargo Council Inc.）。GCCIは航空貨物業界の発展を目的として1997年に設立された団体で、今回フィリピンにおいて初めてとなる国際航空貨物フォワーダーのランキング付け（第1回カーゴインダストリーアワード）を行ったもの。
カーゴインダストリーアワードは、国際航空貨物業を営む365社を対象に、第1次審査で60社に絞り、航空会社各社の投票により5つの部門におけるベスト5を選定。各々の部門における最優秀賞を選出した上で、総合ナンバー1となる年間最優秀賞を選出するもの。
フィリピン日通はすべての部門（品質・ロジスティクス・顧客サービス・財務／業務・サービス＆オペレーション）でベスト5に選定された上、品質・顧客サービス・サービス＆オペレーションの3部門において最優秀賞を受賞する抜群の評価のもと、最終的に年間最優秀賞に選ばれた。
受賞理由についてGCCI評議委員から「優れた品質と、常に一歩先を意識した取り組みを評価したもの」とのコメントをしている。
フィリピン日通では、2000年度フィリピンIATAランキングにおいても第1位を獲得しており、同国内マーケットにおいて確固たる基盤を築いている。今後も同国における同社のもう一つの事業会社で主に倉庫・配送業務を行う「ネップロジスティクス」と連携をとり、同国に進出する日系企業はじめ外資系企業に対して、国際貨物輸送を軸とした高品質の物流サービスを提供している。