日本通運は2月14日、米国現地法人の米国日本通運が、米国有数の貨物取扱量を誇るシカゴ・オヘア国際空港隣接地に自社施設を建設し、新施設に主力拠点のシカゴ航空貨物支店を移転、本格的に稼動を開始したと発表した。
米国中西部地区には、自動車産業や関連部品メーカーなどが集中しており、航空貨物の取扱いだけでなく、米国内輸送や海上貨物を含むDC業務など総合物流事業の一層の拡大を視野に入れ、自社施設化と大型化を図ることとした。
同支店は、中西部各州の自社拠点にデイリーでシャトルトラックを運行し、輸入航空貨物を空港到着の翌日に各地に届ける「MTA(Midwest Time Advantage)サービス」を提供するなど、同地区の航空貨物ゲートウェイとしての役割を担っている。
新拠点は、上屋面積を従来比で約35%増の1万1055㎡に拡大、米国日通全体の倉庫面積は37万1565㎡となった。また、世界的なセキュリティー標準であるTAPAについても、旧施設に続いて取得を目指しており、新施設はTAPAクラスAに準拠した設計とした。
日通では「大型の新拠点による効率性と徹底したセキュリティー管理、更に24時間稼動により、航空貨物の高品質化を実現すると共に、陸海空の総合物流サービスを提供していく」としている。
■施設概要
所在地:401 E. Touhy Ave., Des Plaines, IL 60018
敷地面積:4万4593㎡
建物面積:1万4418㎡(上屋1万1055㎡、事務所3363㎡)
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