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三井造船/自律型水中探査ロボットの3号機を納入

2002年03月14日/未分類

三井造船(株)は、国土交通省四国地方整備局向けの水中探査ロボットを完成・納入し、高知県・早明浦ダム上流の大川村にて、関係者出席のもと水中探査ロボットの進水式を行った。
このロボットは、四国地方の湖沼・ダム貯水池の堆砂状況や水質計測、湖底面の画像収録など環境情報を広範囲に調査・観測するために使用される無索式の自律型水中探査ロボット(AUV:Autonomous Underwater Vehicle)。 建造費2億3 500万円。
ロボットは、自律制御で航行し搭載した調査観察機器によりダム湖の水中環境等を自動観測する無索ロボットの機能と、光電力複合ケーブルを用いて遠隔操縦によるリアルタイム観察を行う有索ロボット(ROV:Remotely Operated Underwater Vehicle)の機能を併せもつハイブリッド型で、使用目的に応じた柔軟なシステムが構築できる。
三井造船では、平成12年に湖沼・ダム貯水池向けのAUV初号機(名称:「淡探(たんたん)」)を滋賀県琵琶湖研究所に、平成13年には国土交通省関東地方整備局向けに2号機(名称:「六合(くに)」)を納入しており、本ロボットは3号機目となる。
従来のダム貯水池の調査、観測は人手によるところが大きく、莫大な費用と手間がかかっていたが、本ロボットを使用することでトータルコストを削減できるとともに、正確かつ綿密な調査が可能。
製品概要
設計深度 200m
全  長 2.2m
重  量 220kg
前進速力 2.5ノット
航続距離 15km
電  源 リチウム2次電池
主要機器 ソナー(高度・前方・ドップラー)、CTDOセンサ、クロロフィルセンサ、
透過率計、pHセンサ、画像収録用カメラ、顕微鏡カメラ、採水器、
堆積土砂センサ

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