(株)ヤオコーは(株)野村総合研究所による生鮮市場発注システムを導入し、青果部門を対象に稼働した。
野村総合研究所ではヤオコーの生鮮市場発注システムをベースに、SM(スーパーマーケット)はもとよりGMS(総合スーパー)、生協、百貨店、外食チェーンむけのパッケージソリューション「生鮮革命」の提供を開始する。
生鮮商品(青果、鮮魚および精肉)の市場においては相場品がその大半を占めその発注は、掘り出し物をその場で買い付けて(いわゆる拾い買い)店舗に送り込んだり、前日の販売動向をふまえて数量を変更したりするなど、市場に密着したマーチャンダイジングの機動力と柔軟性が求められており、、これまではシステム化が比較的難しい分野であると考えられてきた。
ヤオコーで稼動した生鮮市場発注システムは、小売店舗と本部、そして市場の仲卸をネットワークで結び、Web技術を駆使したリアルタイムでの情報共有を可能にするとともに、従来の本部発注に加え各店舗からの発注も可能した。このシステムの稼動により変化の激しい市場の相場品発注に対応できる仕組みが生まれ、店舗における商品力、競争力を高め、他社との差別化に寄与するものと期待されている。
今回は青果部門を対象としたものですが、今後鮮魚部門へも拡大する予定。
「生鮮革命」の提供価格は、サーバー側ソフトウェアは500万円から、クライアント側ソフトウェアは端末あたり数十万円からを予定。導入に際しては、顧客企業の現状やニーズにあわせた業務コンサルティングもあわせて提供する。
「生鮮革命」の概要と主な機能
生鮮市場発注システム「生鮮革命」は、Web技術をベースに、小売の店舗、本部と市場(仲卸)、物流センターをネットワークで結び、情報の共有と活用を実現、商品調達から決済までの業務をフルサポートする。
本部からの発注だけでなく各店舗の政策にあわせた個店からの発注にも対応。さらに、商品調達、商品管理など、それぞれの業務シーンで発生した事象を、リアルタイムでシステムに反映させることができる。
導入による効果として、情報共有や伝票発行作業、雑務などにおけるコスト削減が実現、また発注ミスや伝票の誤記などが解消され、発注業務全般の精度が向上する。
これにより、店舗は発注や販売に集中することができ、またバイヤーの意志で店舗の発注品目や数量に対して助言ができるため、売りたい商品、売れる商品を逃すことがない。
伝票の計上タイミングが早まり、日次、週次情報などの出力もスピードアップして対策が早く打てるようになるなど、競争力を高める基盤を築くことが可能。
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ヤオコー/生鮮商品の新受発注システム稼動
2002年03月14日/未分類
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